第7話「寝坊しても、君がいた」

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待ち合わせは12時。

「5分くらいなら大丈夫だろ……。」

そう呟き、再び布団に潜り込んだ。

・・

・・・

誰かの気配を感じる。

ベッドの横に立っているような……。

じー。

そして――

ちゅっ。

額に柔らかな感触が伝わる。

「おはよう。」

ゆっくり目を開けると、そこには彼女がいた。

「ぐっすり寝てたね。」

「デート、遅刻確定だよ。」

「えっ?」

慌てて時計を見る。

14:00。

待ち合わせ時間を2時間も過ぎていた。

「またやってしまった……。」

急いでスマホを確認する。

そこには彼女からのメッセージが並んでいた。

『遅刻かな?』

『事故起こしてない?』

『今から家まで行くね?見たら連絡して。』

「ごめん……。」

また寝坊してしまった。

彼女はくすっと笑う。

「寝坊してると思ったら来ちゃった。」

「お昼ご飯もまだでしょ?」

「ある物で作ったから、食べて。」

テーブルの上には湯気の立つもやし炒めが置かれていた。

「買い物は行ってないからね。」

「起こさずに買い物へ行くと、○○君、スマホも見ずに待ち合わせ場所へ行っちゃうでしょ?」

「起こしたくなかったし、買い物も行けなかったよ。」

そう言って照れくさそうに笑う。

「ごめん、ごめん。」

「次から気を付けます。」

「ふふっ。」

「じゃあ、一緒に映画のDVD借りに行こっか。」

・・

・・・

~レンタルショップ~

「えーと……。」

「アドルフ、アドルフ……。」

「アドルフ・ネイガー。」

「あった。」

「『俺の中の俺の俺』。」

彼女が嬉しそうにパッケージを手に取る。

「じゃあ借りて行こう。」

他にも気になる映画はたくさんある。

でも、今日は全部見る時間はない。

また次の楽しみに取っておこう。

レンタル手続きを済ませ、店を出る。

さて、このまま家へ帰ろう。

あなたはどうしますか?

▶ ① コンビニに寄って帰る

▶ ② そのまま家に帰る

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