## BAD END 01 寝坊
「……ん。」
ゆっくりと目を開ける。
部屋は静かだった。
さっきまで差し込んでいた朝日よりも、少し強い日差しがカーテンの隙間から差し込んでいる。
嫌な予感がした。
枕元のスマホを手に取る。
14:21
「……え?」
頭の中が真っ白になる。
数秒後、ようやく現実を理解した。
「しまった!!」
勢いよくベッドから飛び起きる。
今日は彼女とのデートの日だった。
待ち合わせは12時。
「またやってしまった……。」
これで何回目の遅刻だろう。
「あと5分だけ。」
そのたった一言が、3時間という取り返しのつかない時間になってしまった。
急いで着替え、家を飛び出す。
息を切らしながら待ち合わせ場所へ向かう。
「お願いだから……まだいてくれ。」
そう願いながら走り続けた。
数十分後。
ようやく待ち合わせ場所へ着く。
しかし――
彼女の姿は、どこにもなかった。
胸が締め付けられる。
震える手でスマホを開く。
画面には彼女からのメッセージが並んでいた。
11:58
『もうすぐ着くよ😊』
12:17
『道に迷った?』
12:46
『何かあったのかな……?』
13:31
『心配してるよ。連絡だけでもください。』
14:54
『ごめんね。今日は帰るね。』
14:58
『……さよなら。』
時刻を見る。
15:02
ほんの4分前だった。
あと少しだけ早く着いていれば。
あと5分だけ寝ようなんて思わなければ。
彼女は3時間も待っていてくれた。
その優しさに応えることは、もうできなかった。
あの選択が、この結末を招いてしまった。

## 💔 BAD END 01 寝坊
最初からやり直して、本当の恋物語を始めますか?


コメント